3年前、大学病院に入院していた父の車椅子を押していたリハビリ室からの帰り、広い広い廊下で遠くに以前仕事でお世話になった方を見つけた。
病衣を着ていた。
目が合ったような気がするが、わたしの記憶違いか。
話しかけたかったけど、車椅子の父を置いてはいけないし、それより、なんて話しかけたらいいか言葉が見つからなかった気持ちを覚えている。
今年のクリスマス、共通の知り合いに、その方の近況を聞いたら2年前に亡くなったと聞いた。
ショックだった。
またどこかで会えるだろうと思っていたから。
切ない気持ちになった。
ただの検査入院だろう、そう思っていた。
次に、そういうことがあったら
もうスルーしない。いつかに頼らない。
『わー久しぶりです。
今日たまたまだけど会えて嬉しいです、
あの時はありがとうございます😊』
を伝えようと思う。
A係長、今空から見ていますか？
お世話になりました。
穏やかな係長と朝イチ話した時間、残業で語ったひとときを思い出します。
いろんな事務手続きを教えていただきありがとうございます😊
人は亡くなった後でも学びを授けてくれる。
ともに生きる時間は奇跡、と改めて教わりました。
いつかはこない
後回しにせず今やりたい事をしよう。
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