いっぱいいっぱいはもう卒業!余裕が生まれる暮らしの作り方

片づけ、子育てや介護に関すること、関連イベントのお知らせを発信するブログです。ライフオーガナイザー。社会福祉士。3人の娘の子育て中。

変えられないこととどう付き合う?

こんなふうになりたいなって希望を持つだけで、日々が違う輝きを放ち出す。

 


大好きな父も、最後は難病とともに生きた。もしかするとずっと前に発症していたのかもしれない。

 

f:id:oyakoasobikariyusi:20210117005947j:image

定年して、つぎの職場でもよく働いた父。

経営難なのか退職勧奨が出た。

 

『もうおとうさん、仕事を辞めても良かろうか?』

 

そう聞かれたあの日、わたしは即答した。

 

『うん!もう充分頑張ったと思うよ、私たちを育てるために費やした時間、お金。これからはおとうさんの好きなことをたくさんしたらいいよー♡天国にいるお母さんもいいよって言うくさ!行きたかった旅行にたくさん行きー!お金やら残さんでよか!あっでも葬式代くらいは残しとってよね!あははは!』と2人で笑いながら話したね。

 

以前はこうした過去をひもとき、タラレバと自分で苦しいストーリーを作り上げていたけれど、今は違う。

 

 

あのとき選択したひとつひとつは大好きな父を想って出した一番の答えだった。

 

早期退職したから、できたこと。

 

 

退職後、パスポートを取り、日本、世界のたくさんの国にひとり旅を決行していた父。わたしは子どもが小さくて一緒に行けばお金もかかるからと行かなかったけれど、旅行までの日々を楽しみにしてる父やどんなだったと報告してくれる父が幸せそうで、いつもそばにいてとても嬉しかった。

 

 

最後の旅の思い出はひとしおだったろう。

 

 

入院する前、

 

『旅行など無理です、転んだらもう一生歩けないかもしれません、命も危ないかも。』というドクターの強い言葉を跳ね除け、【飛鳥号に乗る船旅に父の意向のままに送り出せたこと】を誇りに思う。マジ?本当に行くと?駅の移動はかならずタクシーに乗ってね!と文句を言いながらも(苦笑)

 

 

あの時に止めなくて本当に良かった!!!

 

 

わたしたち家族も難病をどう治療するか、克服するかより当初から難病とどう生きるか、付き合うかが知りたくて保健福祉事務所をはじめ通院やお世話の間をぬって色々調べたけど、入れ物も中身もうまく見つけられずモヤモヤした。

 

 

答えがわからなかったし、うまく進めない道だらけだったけれど、その場その時で最適な道を毎回懸命に選んだじゃない!と今なら言える。

 


生きていれば、たくさん嫌なことだってあるけど、ものごとには悪い面も良い面も必ずある。

 

結果は変えられないのだから、過去を振り返って悲しむくらいなら、せめて今を大切に生きよう。

 

 

実家の片づけを腰を据えてしっかりしているとまた少し吹っ切れた。もちろん1人だと涙に明け暮れてできないので、一緒に勉強した同期に手伝ってもらってやってます。

 

 

遺品整理はやっぱり心が片づく、と思います。

 

 

写真は口腔機能が落ちてきて最終的に用意していた形態ペースト状態の栄養補助食品。食べてみて、あまり口に合わずさよならしました。噛めるから美味しい、それがよくわかりました。

 

あなたのおうちの遺品整理もお手伝いします。他人の物だったら俯瞰できるので、作業する手が止まった時に、わたしがタイマーになれますよ♩でもね、一緒に泣いてしまう可能性は否めませんが(笑)それでも良かったら。

 

 

******************

片づけ作業や片づけ相談、講師依頼のお問い合わせはこちらから https://www.clear-river.jp/

 

 

 

 

 

 

友だち追加