子育てと介護のダブルケアをそっと応援・寄り添いを大切にするライフオーガナイザー/メンタルオーガナイザーつるさきかよです。
これはあるひとりの女子高校生が数年をおばあちゃんの介護をして過ごした話。
ちょっと読んできて欲しい。
高校生に重い負担、失った年月 <700万人時代 認知症とともに生きる>第2部 分かち合う(2)|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
おかえりなさい。
どうでしたか?
彼女は高校を辞めました。
お父さんお母さん何してたの?
おばあちゃんの認知が下がり、働く両親のために、彼女が夜も寝ないで介護したと書いてある。
どうして両親が助けてあげないの?
彼女の大事な5年間は身勝手な大人に奪われてしまいました。
どうしてもそう感じてしまいます。
実は、わたし自身もヤングケアラーだったからです。
母が高校1年の10月に病気が発覚して、入院、手術と始まり、家からいなくなりました。高2で亡くなりましたので、16才からは家の中では母親の代わりに過ごす生活も始まりました。母のように全く上手くできません。
下に中学2年のおとうと、小学校5年の妹がいたので、母の代わりにすべての家事をみんなで協力してすることになりましたが、料理だけはわたししか出来ません。
わたしの仕事だった食事の支度。毎日毎日高校に通いながら、勉強し、部活は早退し、献立を考え、買い物して、頭の中は半分主婦と同じで何を作ろうかな、と考えて授業を受けたりしていました。洗濯物もあるから、毎日の天気予報も気にしていたし、ゴミの日は忘れないように気をつけていました。ふてくされて、残された家族は言い合いになる日もありました。そんな高校生活は部活のみんながいてくれたから、頑張れました。
先程の記事をみると、両親が助けてくれなかったことが伺えます。
わが家は、母が大きな模造紙に、マジックで
みんなで協力して家事をする事!
と書いていたので、洗濯も掃除も買い物も、父と子ども3人でやってきたけど、それでもやはり思うことがあります。
子どもにとって、子ども時代はその時しかない。
だから、もし周りで母親が亡くなったり、離婚していなくなれば、すべての家事を母以外で回すことになり、子どもに負担がかかっていることを知ってほしい、と思います。
父がいたからありがたいことに生活水準は下がりませんでした。
だけど、母がいれば、もっと子ども時代を子どもらしく過ごせただろうと思います。父には悪いけど、病気になったのがお父さんやったらねー、なんて、仕事をしたくない日には思ったものです。手伝いじゃない仕事(家事)を高校生活と両立していたわたしには、相談先もなかったので、その声を聞いてくれる人がいたら違っただろうと思います。
父にわがままを言い、大学は家を出て2年間は一人暮らしをさせてもらったこと、とても感謝しています。
災害の定義のなかには病気もあります。社会がもっとひとり親家庭に優しくなれるよう、サービスの広がりを期待してやみません。
子どもは子どもらしく過ごせるように、社会や周りの大人が配慮できる世の中に変わりますように。
本来は女性専用ですが、パパひとり親家庭の片づけも伺います。親子でお片づけしましょう。お子さんにかかっている負担を取り除く仕組みを考えます^^
読んでいただき、ありがとうございました。
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