いっぱいいっぱいはもう卒業!余裕が生まれる暮らしの作り方

片づけ、子育てや介護に関すること、関連イベントのお知らせを発信するブログです。ライフオーガナイザー。社会福祉士。3人の娘の子育て中。

【防災ママカフェ】新しい一歩=児童福祉施設からの依頼

先日7/20は、防災ママカフェ@福岡を講演してきました。

 

子育てと介護のダブルケアをそっと応援・寄り添いを大切にするライフオーガナイザー/メンタルオーガナイザー/シニア生活環境オーガナイザーつるさきかよです。

開催場所は、からだが不自由な子どもたちの通う専門の療育施設、入所型でなく通所型の施設「あゆみ学園」です。
医療型児童発達支援センターと言って、0歳から5歳児までの親子が「医療と保育とリハビリ」が受けられるところです。
今回の対象は、施設職員さんで総勢20名ほどいらっしゃいました。職種は、小児科医、児童指導員、保育士、言語聴覚士作業療法士理学療法士などの皆さんです。保育終了後の15時半から17時までを研修会の時間に利用され、聞いて下さいました。

 

感想は後日、いただけることになりました。

 

どんな場所かリンクを貼っておきますね!

 

fc-jigyoudan.org

 

ここは皆さんが普段イメージする保育園や幼稚園の「お子さんだけが通う」単独通園の形態と違って、「親御さん(主にお母さん)と子どもたちが通ってくる」親子通園の施設なので、保育時間内は常に親子がいるところです。

 

その中で、年間計画で挙げた防災研修会をご依頼されたいというご相談で、わたしに声をかけていただきました。昨今の災害事情を考えた時には、研修会内容として、必要不可欠な要素ですよね。また、ここで働く医療スタッフ・保育スタッフ・リハビリスタッフさんたちも女性が多く、子どもを保育園や学校に預けて働くママも多いと聞きました。

私自身が以前、同事業団のほかの施設で親子通園の保育スタッフとして働いた経験もあったので、ママとこどもたちのくくりの中に、障がいがある子どもたちママたちにもいのちを守るすべを伝えたい、いつか自分の手で必ず伝えに行く!!と思っていて、それで備災ママスターズ福岡メンバーに手を挙げました。若い頃からこのような療育を行う児童福祉施設で働いていなければ、存在自体も知らなかったと思いますし、もしかしたら備災ママスターズに入っていなかったかもしれません。活動を続けてきたのは、この目標を叶えたい、と思っていたからです。私自身がきょうだいですし、障害がある子との暮らしはわたしにとっては切っても切り離せないものだからかもしれませんね。仕事で療育を離れても、結局(笑)興味関心が強く現れている分野です。中学校からこの仕事をしたくて、高校も大学も目的に向かい、進学してきましたから、当たり前かもしれませんね。



という事で、3年ほど前から、今回ご相談いただきました園長先生に、私が乳幼児ママ向けの防災講座「防災ママカフェ@福岡」を広める活動をしていることをお話ししつつ、時々アルバイトで療育に関わることを続けてきました。以前働いていた施設は児童発達支援センターの知的部門(心身の発達の遅れや不自由さを持つ子が通う施設)でした。

 

 

私たちが備災ママスターズ福岡で講演に行った、柳川幼稚園の保護者会のお話を園長先生にお伝えしました。園と保護者会が話し合い、毎年500mlの水を家庭からの持ち物に加えている取り組みを話すと、実際次年度には入園の準備物の中に入れてくださいました。

 

空振りであっても、面倒くさくても、いつかこれをやっていたことで子どもたちのいのちが助かるとしたら、すごいことだと思います。東北のママや熊本のママ、災害に遭った被災地のママがかもんさんと繋がり、知恵のバトンを渡してくれたから、私もかもんさんとも出会えたし、ママ友の紫織ちゃんと繋がっていたから防災ママカフェを聞く機会に出会えました。備災ママスターズになって活動を始めたことで、幼稚園からも依頼され、今私が口頭でも児童福祉の施設長の園長先生に伝えることができて、障がいがある子たちの園の取り組みを変えられました。どれもこれも、人のつながりや行動から生まれた偶然の産物です。

その園長先生が異動されて、依頼されたのが今回の防災研修会でした。



2017年4月に決めた、防災ママカフェを施設でやれる私になる!その目標を叶えられたことは本当にすがすがしかったです。防災ママカフェを施設職員の方にできることは、とても新しい一歩だと感じています。

普段から毎日、親子に関わる人達が、仕事も大切だけれどもまずは自分と子ども、家族のいのちを守ってほしいのです。そしてその知識をしっかり身に着けて、障がいがある子どもや保護者の方に、普段から伝えられる仕組みをいろんな施設に作りたいと思っています。実際に災害は起こらないほうがいいけれど、もし起こった時に一人でもいのちを救えたら、喜ばしいことです。もし、わたしがこの世にいなくなってもその備災の仕組みが続いていけば、それでいいと思うのです。今は飲酒運転をみんなが良くない、と思えるよう社会が変わったように、当たり前にみんなが備えられる仕組みを、わたしは作っていきたいと思います。

 

今からどのように形作るのか楽しみ、踏み出したことは事実なので、点と点を繋げるように動いていきたいです。現場で日々がんばる先生たちと、しょうがいがある子どもたち保護者さまには、何が必要か、どんな伝え方をしたら効果的かなど、ご意見をいただきながら進めたい、と思っています。わたしが福祉分野で働いていたことを生かし、高齢者、児童、障がい者のどの福祉施設の皆様にも、「備災(びさい)」を伝えていこうと思っています。

もしご興味ある方がいらしたら、どうぞ私と一緒に施設の備災を考えていきませんか?ご連絡お待ちしています。

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