福岡県糟屋郡在住のマスターライフオーガナイザー鶴崎佳世です。
前回はこの記事を書きました。
oyakoasobikariyusi.hatenablog.com
今回、福岡市の介護実習普及センターの見学や体験をしてきました。
この記事では、「どんなところに行ったのか」を
社会福祉士の視点で少し専門的に掘り下げて書いてみたいと思います。
介護実習普及センターとは、一体誰が何の目的のために設置しているのか、
どんな法令が根拠としてあるのでしょうか?

介護実習普及センターとは:
「高齢者や障害者の自立支援、および介護を行うご家族や地域の負担を減らすために設置されている専門施設」です。
主な役割は4点あります。
・介護知識・技術の普及
家庭で介護をするご家族、地域住民、福祉従事者向けに、適切な介護方法や最新の介護技術を学べる研修・講座を開催します。
・介護機器・福祉用具の展示と体験
さまざまな福祉用具や介護機器を展示し、実際に見て・触れて・試せる場を提供して、利用者に合った道具選びをサポートします。
・専門的な相談支援:
介護に関する日頃の悩みをはじめ、住宅改修や福祉用具の導入・選定について専門相談員がアドバイスを行います。
・地域福祉・在宅介護の推進
要介護者(介護される人)が住み慣れた地域や自宅で、安心して暮らし続けられるよう、地域全体で介護を支える環境づくりを進めます。
また、介護実習普及センターの設置や運用の根拠となる主な法制度・事業の枠組みは以下の通りです。
まず、介護実習普及センターは法律そのものに「○○センターを置く」と規定された施設ではなく、厚生労働省の事業要綱に基づいて設置・運営されている事業・施設です。
→へ~、それってちょっと珍しいかも。興味が出てきたのでよく調べてみました!
■設置根拠と事業の枠組み
1,厚生労働省の通知・要綱
1992年(平成4年)発出の厚生省社会・援護局長通知「介護実習・普及センター運営事業の実施について」を根拠としています。この通知・要項が各自治体における設置・および事業運営の直接の根拠となっているんですね。
2,介護保険法(地域支援事業)
現在、介護実習普及センターの事業は主に介護保険法に基づく「地域支援事業(任意事業等)」の位置づけで実施されています。地域住民の要介護化予防や、在宅で介護を行う家族への支援・相談、福祉用具の普及を図るための拠点として自治体(都道府県や市町村など)により設置されています。
全国に設置されていますので、お住まいの地域名と「介護実習普及センター」で検索してみてくださいね。自治体によっては、「福祉用具展示場」や「在宅介護推進センター」など、名称が少し異なる場合もあります。
【専門職目線のひとこと】
今は関係ないし、「誰かに介護が必要になって行く場所」かと思われがちですが、実際介護が始まると見守りで目が離せず、介護から離れられない場合も多いです。ですから、「親や配偶者のことが心配になってきた」「今後のために段差解消や手すりなどのバリアーフリーについて学びたい」という予防や準備の段階で訪れるのが一番おすすめです。
無料で実際に見て触れて試用体験ができるのは本当に安心感が違うと感じました。
私たちが行った福岡市のセンター近くには大濠公園もあります。また地下には駐車場もあります。「車で来られますか?」と聞かれました。周囲にも徒歩10分圏内でいくつか駐車場はあります。
わからないことは何でも聞きましょう。電話などで予約をして、あなたもぜひ一度行ってみてくださいね。
片付けのこと、シニアの方の様々な環境調整など、ご興味がある方やお問い合わせがある場合はこちらにお願いします。






