いっぱいいっぱいはもう卒業!余裕が生まれる暮らしの作り方

片づけ、子育てや介護に関すること、関連イベントのお知らせを発信するブログです。ライフオーガナイザー。社会福祉士。3人の娘の子育て中。

マンションは本当に快適?

子育てと介護のダブルケアをそっと応援・寄り添いを大切にするライフオーガナイザー/メンタルオーガナイザー/シニア生活環境オーガナイザーつるさきかよです。

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本日はシニアクライアントさまや、実家を売ってマンションに移り住めば親がラクに暮らせる、と思われているお子様にむけてお話したいと思います。

 

たしかに、親が住む実家が田舎だと考えますよね。わたしの実家も30年前にできたニュータウン

 

車で30分あれば博多駅に着きますが、ベッドタウンなので、あの頃は父も母も天神・博多(福岡県では1番の街)と都会へ出勤していました。転入生だけでひとクラス増えるほど、わたしたちと同じ年ごろの子どもがわんさかいましたが、街も歳を取り、家を売るご近所、リフォームするお宅(わが家も)、お子さんが帰ってきて一緒に住むお宅など様々に変化しています。

 

父も元気なうちは駅チカマンションの広告を私に見せてきて、『ここ、どう思う?』と聞いてきてました。わたしは『うん、お父さんが住みたいならいいんじゃない?』と会話していたことを思い出します。高齢になり、母は早くに他界したし、孫が小さい頃は頻繁に訪れていましたが、わたしも働くようになり、ひとりで過ごす時間がさみしかったのかもしれませんね。

 

ですから、退職や子どもの巣立ちを機に、マンションに移り住むのも悪くない、と思っています。最寄りの駅、買い物、役所、病院、銀行、色々な施設が近いと移動がラクです。

 

ですが、戸建てだからうまくやれている仕組みもたしかにあります。マンション暮らしは本当にあっているのか、親御さんにとってはどうか、気になるところだと思いますので、戸建ての実家に17年住んだ後、マンションに15年住んでみてわかったことを書いてみました。


【マンション住みの方が高齢化により暮らしにくくなることリスト10選】

 

①一階のロビーから自宅の玄関までが遠い(階下のゴミ出し場所まで距離がある)

 

②マンションのドアは基本開き戸なので、開けるのに手間がかかる

 

③災害時にライフラインがストップ!エレベーターが止まれば、高層階だと配給場所まで重たい水を取りに行くのが重労働になると思われる

 

④足が不自由でなくても、階段室のドアが重たくて開きづらい

 

⑤車椅子になれば階段が使えないので車椅子も乗れるエレベーターかどうか事前に確認しておくと安心

 

⑥駐車場は隣と近く、白線で仕切られているだけ、空間認知が衰えてきたら、他人の車にぶつけるリスクがある

 

⑦マンションの性質にもよるが、マンションは『向こう三軒両隣』の意識が低く、人との付き合いが少ない(自分から意識し周囲の方と繋がらなければ、地域で孤立化することもある)

 

⑧密閉空間なので、冬は暖かく、夏は比較的暑い(クーラーが苦手な親がいる方は遠隔操作ができる電化製品をプレゼントするなど、熱中症に気をつけて過ごしてもらう必要がある)

 

介護保険サービスを使う場合、送迎車が一時的に停まれる客用駐車場があるか、も調べておくと良い

 

⑩マンションは自然と遠くかけ離れているので、自然の中でずっと暮らしてきたシニアにとってはストレスを感じることもある

 

 

以上、マンション住みの方が高齢化により暮らしにくくなることリスト10選でした。

 

 

シニアのみなさんの暮らしがより輝きますよう、参考になれば嬉しいです。

 

 

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